複数の会社に借金・債務がある場合、他の1社から債務総額を借り入れて従来の債権者に完済し、借金・債務を一本化することは、今後の債務返済を単純化できるという意味でメリットがあります。

  特に、債権者の中に金利の高い業者がいる場合、その債務を完済し、より金利の低い業者との取引だけ残すことは、非常に有益と言えます。

  ただ、債権者を一本化した後に、きちんと返済していけるのであればともかく、一本化したすぐ後に破産するようなことになった場合、特定の債権者に利益や被害を与えることになり、手続上問題となる可能性もあります。

  また、多重債務の中に、法定利率を超える利率で貸し付けている業者があれば、返済する必要のない債務を返済することになるため、専門家に相談をした上で、債務整理によって借金を整理した方が得策です。

土田司法書士事務所