プロミスへの過払い請求の状況については、アコムへの請求とほぼ同様です。

 プロミスも、三井住友銀行という巨大銀行を親会社に持ち、資金力には問題がないため、アコムと同様に訴訟で過払い請求をすると、ほぼ全額が戻ってきます。

 もっとも、最初は元金の7,8割程度を提示してくる点、過払い利息の支払を拒否してくる点はアコムと同様であり、満額に近い金額を取り戻すには、訴訟を提起し、それなりの交渉を行う必要がある点は同じです。

 ただ、当事務所の受けた印象で言えば、アコムに比べて若干ではありますが、態度が柔軟であるように思われます。もっとも、交渉担当者などによってある程度の差異はあるので、気のせいかも知れませんが。

 また、以前、7000円の過払い金が発生していた事案がありましたが、この金額では訴訟にすると却って依頼者の赤字になってしまうため、電話交渉で請求したところ、最初に3000円の支払を提示してきたことがありました。資金力のない貸金業者では、10万円以下の過払い金額ではゼロ和解にするところが多い中、良心的と言えば良心的なのか、それとも7000円くらいしか過払い金が発生していないなら、全部払えばいいのにと思うべきか、判断に迷うところです。

 プロミスは、現在は三井住友銀行の子会社として、SMBCコンシューマーファイナンスという名称に社名変更していますが、従来よりのブランド名として、プロミスという名前も使用しています。

土田司法書士事務所