最近は過払い請求のご依頼が減ってきましたが、久しぶりに㈱クレディアに過払い請求をしたので、その際のやり取りを述べたいと思います。

 

 クレディアはここ数年、過払い請求に対する対応があまり芳しくないと聞いていた上、請求額も20万円ほどあったので、訴訟外の請求はせず、すぐ訴訟を提起しました。

 

 第1回目の期日の少し前に答弁書が送られてきたのは以前と同じでしたが、今回は第2回目の期日が決まっても、なかなか和解の提案がなく、期日の直前に連絡があるのかなと思っていたところ、準備書面を送ってきました。

 

 準備書面の内容は、完済までの遅延損害金が考慮されていないのでして欲しい旨と、悪意の受益者の否定だったので、これは他の業者に過払い請求する場合とあまり変わりありません。

 

 第2回目の期日が過ぎてすぐ、こちらから18万円の和解提案をしたところ、15万円で和解して欲しいと言われました。依頼人と相談して、3,000円プラスの15万3,000円でなら和解に応じると回答したところ、その場で和解が成立し、過払い金の返還は、和解成立から約2ヶ月半後と決まりました。

 

 クレディアは、ここ何年かは金員の貸付はせず回収業だけしていると聞いていたので、あまり期待はしていませんでしたが、思ったよりはいい条件で和解できたのではないかと思います。

 

 ただ、当事務所では、いくらの返還で和解するかは依頼人のご意思を尊重する方針なので、今後、過払い請求のご相談をされる方とは、しっかり話し合いをさせていただく所存です。

土田司法書士事務所