㈱SMBCモビットは、令和5年7月1日、三井住友カード㈱と合併し、消滅しました。そのため、従来よりSMBCモビットから借入をされていた方が債務整理をする場合、今後は、三井住友カードが相手となります。

 

 合併により消滅するといっても、モビットのブランド名は残すため、今後も、モビットで借入をすることは可能ですが、債権者は三井住友カードとなります。三井住友カードも、モビットで借入をする債務者のため、従来のモビットの窓口をモビットコールセンターとして残すようです。

 

 ただ、ご注意いただきたいのは、2社の合併前より三井住友カードとSMBCモビットの両方から借入をしていた方がSMBCモビットの借入分のみ債務整理をすることができなくなったという点です。

 

 例えば、2社から借入をしていた方が、モビットからの借入分のみ債務整理をしようとして、担当部署に債務整理をする旨の通知をすると、債務整理をするつもりのなかった三井住友カードの借入分まで自動的に債務整理の対象となってしまい、三井住友カードのクレジットカードが凍結されてしまいます。

 

 したがって、三井住友カードのクレジットカードを維持されたい方については、モビットの債務整理を回避していただく他ないと思いますので、十分なご注意の上、お取引をしていただくようお願いいたします。

土田司法書士事務所