債務整理に着手した債務者は、ブラックリストに載って、その後は一定期間借入ができなくなります。

  では、ブラックリストに載った債務者の家族は、やはり同様にブラックリストに載ってしまい、借入ができなくなるのでしょうか。

  結論から言うと、ブラックリストに載るのは債務者のみで、その家族も載るわけではありません。債務を負っているのは、あくまで債務者個人にすぎないからです。

  しかし、例えば夫が債務整理をしてブラックリストに載った場合、妻は普通に借入ができかと言うと、はっきりしたことはわかりません。

  ブラックリストの詳細は不明ですが、債務者の氏名・住所・生年月日などが登録されるものと思われます。となると、同じ苗字で同じ住所に住む人は債務者の関係者と推定され、その人にお金を貸すと返済できない恐れがあると判断される可能性があります。

  したがって、ブラックリストに載った債務者の家族は、この点に留意する必要があります。

土田司法書士事務所