北海道札幌市に本社のあるエムズホールディング㈱への時効援用について説明いたします。

 

 同社は、信販会社の㈱アプラスの債権譲渡先の一つで、同じ札幌市にある「みずなら法律事務所」の弁護士が代理人をしているため、同事務所より督促状等が届くものと思われます。

 

 今回受任した案件では、エムズホールディング㈱は、同法律事務所を代理人として、岐阜簡易裁判所に支払督促を申し立ててきましたが、長期間に渡り取引がないとのことから、時効援用をすることになりました。

 

 時効援用通知を送付し、1週間ほど後に、同法律事務所に電話で問い合わせたところ、既に時効消滅で処理済みとの回答をいただきました。時効で処理しても、特に契約書原本や債務不存在証明書等を書面で送付することはしていないようなので、担当者の氏名を確認し、手続き終了としました。

 

 今回の案件では、裁判所に支払督促申立てが係属していたということで、少し早めに問い合わせたこともあり、こちらから電話せずに待っていた場合でも、先方から連絡をもらえたか否かは不明です。

土田司法書士事務所