過払い金業者別の対応状況

業者別の対応状況(50音順)

業者別の対応状況(50音順)

※下記の記載は、すべて司法書士など専門職を通し、訴訟によって請求した場合の対応・状況です。また、過払い金請求に対する対応は、定期的に変化することをご了承ください。詳しくは、お電話かメールにてお問い合わせください。

アイフル(旧ライフ含む)

最初は元金の4割前後を提示し、そこからなかなか上乗せしないのが特徴です。原告側に送ってくる準備書面にも、時間を引き延ばそうとする意図が見え、こちらの根気負けを狙うのが戦術のようです。控訴してくることもあるので、満額を取ろうと思えば長期戦の覚悟が要ります。

最近の業績は上向きにあるようですが、ここ何年か経営危機と言われてきたため、お早めに請求することをお勧めします。

アエル(旧日立信販)

平成20年に民事再生を申し立てたため、返還率は6.812%と決まっています。再生債権の届けをしてから2ヶ月ほど後に、返還額の通知と振込口座指定書が送られてくるので、それを返送してから3ヶ月以内に返還を受けることができます。

アコム

最初は、元金の6~7割前後を提示してきます。交渉を重ねると元金の8~9割に上がりますが、利息についてはなかなか応じようとしないのが特徴です。粘り強く交渉しても、利息については一部しか払おうとしないため、あくまで満額にこだわるなら判決を得る必要があるでしょう。返還時期は、3~6ヶ月先です。

三菱東京UFJグループであり、資金力が豊富であるため、いくら取り戻せるかはこちらの根気次第です。

イオンクレジットサービス

イオンクレジットは、大手のイオングループの系列なので、過払い金返還に対する対応は概ね良好と言えます。初めから元金の満額近くを提示してきますが、利息については訴訟を提起しないと支払を拒否します。訴訟を提起し、第2回目の期日前くらいに利息も含めた満額を提示し和解になることが多いようです。交渉次第では、訴訟費用も支払ってくれます。

エイワ

最初は、元金の2割前後を提示してきます。返還時期によって返還額が増減しますが、交渉を重ねると元金の4~6割くらいに上がることもあります。返還時期は、3~10ヵ月くらい先です。

NIS(旧ニッセン)

最初は元金の5%ほどを提示してきます。交渉を重ねると2割前後まで上がりますが、それ以上はどの程度まで支払に応じるか不明です。支払時期は、1、2ヵ月ほど先です。

エヌシーキャピタル

アエルからJPモルガン信託銀行経由で債権が移転した結果、過払い金が発生していることが多いようです。訴訟をした場合、アエルとの取引を含めた部分について過払い請求権を認めた判例もありますが、エヌシーキャピタルに債権が移った以降の取引の部分についてしか認めない判例も多く、その部分の元金の5%についてのみ和解に応じるというのが基本姿勢です。

オリエントコーポレーション

最初は、元金の8割前後を提示してきます。交渉を重ねると、元金と利息を合わせたほぼ満額を支払ってくれます。返還時期は、3、4ヵ月先です。

ギルド(旧ヴァラモス、ハッピークレジット、トライト)

最初は、元金の5%を提示してきます。交渉によって多少は金額が上がりますが、元金の1割すら難しい状況です。

クレディア(旧フロックス)

最初は、元金の5割前後を提示してきます。交渉を重ねると元金の7割くらいに上がりますが、それ以上は判決を取る必要があります。判決後も控訴してくる可能性があり、粘り強い交渉が必要となります。返還時期は、1~3ヶ月先です。

平成19年に民事再生を受けており、それ以前に発生した過払い金については40%しか請求できないことになっています。

クレディセゾン

最初は、元金の9割前後を提示してきます。交渉によって、元金についてはほぼ満額を提示してくれますが、利息については一定の交渉が必要になります。返還時期は約3~4ヵ月先です。

コムレイド(旧ティーシーエム)

会社の内規で元金の5%の返還と決まっているようです。非常に小規模な会社で、資金もほとんど無いようです。

CFJ(旧ディック、アイク、ユニマットレディス)

数年前までは第1回目の期日前後にほぼ満額で和解することも可能でしたが、最近は会社の財政状況が悪化していると主張し、満額で和解することが難しくなっています。過払い利息を含めた満額で和解するためには、判決をとり、場合によっては控訴にも応じる覚悟が必要です。返還時期は、和解から3ヶ月前後先です。

十六カード(旧十六ディーシーカード)

十六銀行の系列会社で、資金力があるため、利息を含めたほぼ満額を返還してくれます。他の信販会社と異なり、過払い請求をしても契約解除とならず、そのままカードの使用ができるようです。

新生パーソナルローン(旧シンキ)

最初は元金の8~9割を提示し、交渉を重ねると元金については満額を提示してくれます。ただし、利息については粘り強い交渉が必要となります。返還時期は、3~4ヶ月先です。

新生銀行グループであり、資金力があるため、いくら取り戻せるかはこちらの根気次第です。

セディナ(旧セントラルファイナンス、オーエムシーカード、クオーク)

最初は、元金の9割から満額を提示してきます。利息については交渉次第です。返還時期は、3ヵ月ほど先です。

ダイレクトワン(旧ニコニコクレジット、アイリス)

平成23年に民事再生を申請したため、返還率は1.65%と決まっています。武富士と異なり、今からでも申し立てれば、返還を受けられます。返還時期は、申し立てた月の翌月末日と決まっているようです。

高島屋クレジット

最初は、元金の9割から満額を提示してきます。利息については交渉次第です。返還時期は、1ヶ月ほど先です。

武富士

平成22年に会社更生を申請したため、第1回目の返還率は3.3%となっています。第2回目の返還も予定されているようですが、どこまで戻ってくるか不明です。平成23年2月までに届出をしなければならなかったため、今から申し立てても返還を受けられません。

Doフィナンシャルサービス

最初から、元金のほぼ満額を提示してきます。返還時期は、和解から約1ヵ月後です。ただし、元金や過払い利息の金額によって対応が変わるかどうかは定かではありません。

日本振興銀行

平成22年に民事再生を申請したため、第1回目の返還率は39%となっています。第2回目以降の返還もあり得ますが、こちらも不透明です。

ネットカード

訴訟による請求では元金の15%の返還と会社の内規で決まっているらしく、それ以上はまったく支払いません。返還時期は、6ヶ月~1年先です。早めに請求しなければ、もっと返還状況が悪化するかもしれません。

プロミス(旧三洋信販、ポケットバンク含む)

最初は、元金の8割前後を提示してきます。交渉を重ねると元金全額+利息の一部まで提示してくれます。利息の満額を取ろうと思ったら、判決まで至る可能性もあります。返還時期は、3~10ヶ月先です。

三井住友グループであり、資金力が豊富であるため、いくら取り戻せるかはこちらの根気次第です。

ポケットカード

最初から、元金と返還時までの利息満額の返還に応じてくれます。ただし、返還時期は1年近く先と、非常の遅いのが特徴です。

三井住友グループであり、資金力には問題ないようです。

レイク(新生フィナンシャル)

対応状況は、新生パーソナルローン(旧シンキ)とほぼ同じです。新生銀行グループであり、資金力が豊富なので、いくら取り戻せるかはこちらの根気次第です。

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